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2017年11月25日 [心療内科・精神科]

中学生の4人に1人がうつ?

 本日の西日本新聞を読んでいたところ、ビックリしてしまいました。九州大学病院に子供の心の病を総合的に診療・治療する「子供の心の診療科」が2009年度にも創設されるとの事ですが、これに関しては日頃子供の精神疾患の治療体制が不十分であることを心配していましたので期待して嬉しく思いました。

 

  しかし、記事の細部を見ますと文部科学省の2004年のうつの実態調査では小学生の12人に1人、中学生の4人に1人がうつ状態との記述があり、驚きました。役所の発表するデータ、特に将来に関する予測データは例えば年金・健康保険・ダム需要・新幹線需要・空港需要・高速道路需要などでたらめで信用していなかったのですが、このデータは全く信用するに値しません。うつ病、うつ状態のあまりにの拡大解釈・誘導的アンケートでそうなったとおもいますが、ひどすぎます。文部科学省が「7年連続いじめによる自殺者ゼロ」と発表していたのと同じパターンですね。中学生の4人に1人がうつであるならば、とっくに日本という国家は崩壊していますよ。日本が経済的な国際競争力を持っているなどとは絶対に言えません。実際は現在も日本は高い国際競争力を持っていると思いますし、今の若者の能力を過小評価してはいけません。言うと不適切かもしれませんが北朝鮮でもこのような結果は出ないと思いますよ。それに対して疑問なく報道するする新聞社・新聞記者は反省してもらいたいですね。

 

 その記事でも述べられていた事ですが、子供のうつ病・自殺予防等において家族ぐるみの治療が必要であるとか、早期発見早期治療が大切なことは当然です。しかし、その原因の多くが親子関係や、親の養育態度、家庭環境に起因するという思い込みは専門家も含めて考え直して欲しいですね。子供が精神的な病気・発達障害であるという不幸だけでなく、善良で普通な親に対して根拠のない罪悪感を与えてしまいまったり、親を追いつめ今度は親自身が病気になったりする可能性があります。

 

 そういう認識での治療は費用と時間がかかるだけで、子供にとっても効果がなかったり、逆に悪化させたり、時には精神病を発病させるという大きなリスクがあることを忘れないで下さい。一度精神病を発病させると患者さんにとっては一生涯の問題となりますので十分注意が必要です。



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