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2018年10月07日 [心療内科・精神科]

うつ病と物忘れ

 「物忘れ」というと認知症の症状と思われる方が多いかと思います。しかし、物忘れはうつ病の症状であることも少なくありません。

 テレビで若年性アルツハイマー病の特集があるとすぐに、若い世代の方も自分もそうではないかと心配して受診される方が多くなります。しかし、受診後じっくり診察しますとうつ病、適応障害、心気神経症等と診断される場合が多いです。もちろん認知症の可能性がある場合はMRIやCT検査ができる医療機関を受診するように指示します。
 
 うつ病は感情病に分類されますが、当ブログでも以前より主張しているように、脳の病気であり、当然記憶障害も出現します。うつ病患者さんの半数以上の方に物忘れが初診時に認められます。しかし、認知症と異なり治療により改善しますので安心してください。

 しかし、認知症の初期とうつ病は鑑別困難なこともあり臨床上問題になることは、
 @認知症をうつ病と誤診する。
 Aうつ病を認知症と誤診する。
 Bうつ状態から認知症に進行ケースもあり、それを知らない・認めない精神科医もいる。

 認知症を専門とする精神科医は@を主張することが多いようですが、それだけではありません。認知症とうつ病の境界は高齢者ではあいまいです。それは他のすべての精神疾患にも該当します。精神疾患はすべて境界がなく診断はあいまいです。

 うつ病治療が高齢者にとっては、認知症予防となる可能性があることを示唆してます。


  


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