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希みが丘クリニック
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2018年03月18日 [心療内科・精神科]

発達障害の治療

 発達障害の治療に関して、患者の両親、児童精神科医ともに誤解があり、無効な治療が実施されていると思います。無効な治療は医師としては他科の医師も含め実は少なくないです、患者さんにとっては「有効な治療法はない。」と医師から宣告されると絶望します。それで真面目で誠実な医師ほど最後まで可能性があるとして治療します。

 発達障害の治療は、実は知的障害の治療と同じです。知的障害の患者さん・その両親はそれが治癒するとは思っていません。障害があっても少しでも社会で適応できることを期待しています。それで養護学校での教育に期待しており、実績もあり日本では充実しています。

 発達障害の治療は薬物療法、作業療法士・言語聴覚士による療育が、発達障害の専門クリニック等で実施されています。しかし、その効果に対する検証は実施されていません。医師による治療は有効、無効、有害に分類されますが発達障害の治療はほとんど無効です。

 患者の子供さんに対する負担が大きく、その両親にも多大な負担がかかっています。子供のためだから親は文句も言わずじっと我慢しています。当院ではその両親が、治療によるストレスにより受診することが多く、僕の前ではその気持ちを正直に吐露します。

 ADHDの薬物療法としてコンサータ、ストラテラ、インチュニブ等が使用されています。コンサータは多動に対しては効果がありますが覚せい剤に分類されます。それで医師でも処方できません、厚生労働省に申請し認可された医師のみ処方できます。コンサータは元々リタリンという薬で、うつ病にも使用されていたのですが、リタリン依存、乱用が目立ち暴力団の資金源にもなりましたので現在は厳しく役所により使用制限されています。その薬を子供に投与しているケースが多いのには驚かせられます。

 自閉症を改善する薬はありません、対症療法として精神安定剤が使用されています。発達障害治療の医学的治療法は現在ほとんどありません。学校、両親、会社、周囲の人に対処法があるだけで、これは医学的治療法ではありません。

 発達障害の方はかなりの確率で適応障害、うつ病、躁うつ病、統合失調症、依存症、摂食障害、強迫性障害等の精神疾患を発病します、当院ではその時治療を実施しています。精神疾患になる前に受診してください。


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