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希みが丘クリニック
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2018年02月08日 [心療内科・精神科]

不登校と障害者年金

 当院では不登校の患者さんが毎日受診されます、ほぼ全員ご両親のどちらかが同伴されています。カウンセリング中心ですが、必要であれば薬物療法も実施します。その結果再び登校できる方もいますが、そのまま不登校が続き、引きこもりという方もおられます。

 今回は治療効果が乏しく不登校が続いて、結局引きこもりとなったお子さんのご両親に現実的な助言をします。

 あれこれ治療しても、やはり登校できずその結果学校を退学したり、進学せず、就労もしない方は発達障害の可能性が高いです。その他、統合失調症、躁うつ病(双極性障害)、うつ病を発病していることも少なくありません。

 そうすると結局引きこもりが長期間継続し、子供が50代親が80代という例も少なくないと思います。それでご両親が自分が死んだらどうなるか不安がとても大きい。これが不登校の最悪のパターンです。

 それを回避する方法があります、どうにか本人を説得し、精神科に通院継続させることです。そうすると、ちょうど20歳になった時精神障害者年金の申請ができます。主治医の判断で診断書が作成され、最終的には日本年金機構の決定、つまり国家権力に決定になりますが、認定されれば国民年金の保険料の負担がなくなるだけでなく、20歳から年金受給者になります。

 この差は大きな経済的な格差となります。そういうことを知らない、もしくは考えたくないご両親が多いようですが、不登校だけでなく引きこもりとなった場合は大変重要な制度と考えます。

 しかし、20歳の時点で精神科通院中ということが必要条件になります。通院先の医療機関をたびたび変更したりすると、申請時やっかいになりますので注意してください。

 もちろん復学し、普通の生活ができるようになることが治療目的です。


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