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不登校・引きこもりの良い点
2017年12月30日 [心療内科・精神科]
 不登校・引きこもりにも良い点があると言うと、何を馬鹿なと思われます。

 不登校から始まり、成人しても引きこもりという人も多いです。その方たちのご両親は自分が年取った時や亡くなった時のことがとても心配です。教育機関・行政等も大きな問題として対応しています、もちろん精神科医療機関も同様です。

 100%の善悪、正邪は存在しません。それで不登校・引きこもりのプラスの面を精神科医として考えています。

 無理に登校させたり、自宅から引き出したらどうなるか、精神疾患になってしまいます。

 不登校・引きこもりの人はすでに適応障害等の精神疾患になっている場合もありますが、病気ではないケースもあります。

 無理な、ストレスの大きな対応をとると、適応障害を発病したり、うつ病、躁うつ病(双極性障害)、統合失調症と病気がさらに重症化します。つまり不登校・引きこもりは発病・重症化を防いでいます。

 しかし、精神疾患を発病・重症化しないために、一生涯引きこもるというのもナンセンスです。それでどの程度負荷をかけるか、日々考えています。

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