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うつ病とアルコール依存症
2017年12月25日 [心療内科・精神科]
 うつ病とアルコール依存症は浅からぬ関係があります、合併していれば難治例のケースになります。

 @うつ病を発病し、その苦痛感を和らげるためにアルコールに依存してしまう場合。
 A元々アルコール依存症で、それが長期化しうつ状態となった場合。

 アルコールの脳に対する悪影響で、うつ病・うつ状態がなかなか改善しません、休職しても昼間から飲酒する方は復職できません。

 A場合はその方の人格面にも問題があり、さらにアルコールによる脳のダメージがすでにありますので、なお一層治りません。入院治療が必要となります。しかし、患者さんに病識(自分が病気であることの自覚)がない場合が多く、入院治療もうまくいきません。

 時々患者さんから「精神薬を飲むと認知症になるか。」と質問されますが、いつも否定しています。もし統計的にも正しく、そのような重大な副作用が判明すれば、その薬は発売中止になります。

 しかし、アルコール性痴呆という病名は以前より知られています。

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