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希みが丘クリニック
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2018年08月19日 [心療内科・精神科]
 当院では臨床心理士3名、精神保健福祉士1名(企業メンタルヘルス、カウンセリングルーム経営)計4名体制でカウンセリング実施しています。

 不登校の方がすべて精神疾患が理由で不登校となっているわけではありません。精神疾患ではない場合は薬物療法は実施しないか、補助的なものとなります。その場合はカウンセリングが効果的です。

 その他にも、仕事上のストレス、職場の対人関係、仕事外の対人関係、夫婦関係、親子関係、現実の問題等のストレスで受診される方も少なくありません。その場合精神疾患ではなく、正常な反応の場合はカウンセリングで対応することもあります。

 他に妊娠中の方、妊娠予定の方、授乳中の方、薬物療法に抵抗感が大きい方はカウンセリングを実施しています。

 当院のカウンセラーは全員10年以上勤務しており、15年以上の者も2名います。それで信用・信頼して任せることができます。

 カウンセラーの得意分野を考慮して当方が担当カウンセラーを指定します。

2018年07月22日 [心療内科・精神科]
 精神疾患の治療に薬物療法を実施することがほとんどですが、中には精神薬に対する抵抗感、不安感、依存性等を理由に拒否される患者さんもおられます。当院ではそのような患者さんに対しては無理に処方することはありません。多分患者さんにとっては毒を飲まされる感覚だと思うからです。

 実は精神疾患は「脳の病気」であり、心の病気ではありません。そう説明すると納得しない患者さんもいます。心の問題に薬が効くはずがないと反論される方もいます。

 認知、感情、理性、意識、意欲等が脳の働きと考えている方がほとんどですが、それ以外の役割の方が重要で多いかと思います。医学部の解剖学の講義で脳の構造を勉強します、その中に「脳幹」というものが脳の深部に存在することを学びます。心はおそらく脳の表面の大脳皮質に存在すると思われ脳の一部に過ぎないのです。脳幹はさらに間脳、中脳、橋、延髄に分類されます。脳死は脳幹が死んだ状態であり、人体にとって一番大切な部分です。天才脳外科医でも治療することがほとんと゛できない部分です。

 脳幹には自律神経中枢、睡眠中枢、摂食調節中枢、体温調節中枢、情動行動(怒りや不安)中枢等の生命維持のため絶対必要な中枢が集まっています。さらに視覚や聴覚などの様々な感覚情報を大脳皮質に伝えています。

 うつ病等の精神疾患における眠れない、食べられない、不安感、イライラ感、食べすぎる、動悸がする、疲労感・だるさ等の症状は脳幹が大きく関与しています。

 脳幹は自分の意志ではコントロールできません。脳幹レベルの問題を効果的に治療できるのは現時点では薬物療法だけです。

 心理学に基づく認知行動療法等の精神療法がほとんど効果がないのは当然です。精神疾患は脳幹を含む脳全体の病気であり、従来の心の病気ではないということです。医学的根拠に基づく治療ができるようになることを、若い精神科医に期待します。

2018年06月28日 [心療内科・精神科]
 最近顕著なのが、人工知能の進化により様々な分野で人間以上の実力を持ちすでに人間を超えているという考えです。

 確かに、チェスをはじめ、囲碁、将棋の世界でも人間のトップクラスが負けるようです。

 医学の分野でも手術ロボットが出現しており、内心穏やかでない外科医もいるかと思います。しかし、人気テレビ番組「ブラックペアン」であったように、実際はまだまだ到底熟達した外科医には遠く及びません。コストばかりかかり外科医を脅かす存在ではありません。

 では精神科ではどうかというと、人工知能はコストが高いですが研修医レベルの仕事はできると思います。

 しかし、精神科領域は原因不明、有効な治療法も少ない分野ですので人工知能では十分対応できないと思います。

 精神科医の中には新しい病名、原因をつけて利益を得る手法が以前より横行しています。最近では貧血がうつ病の原因という説が流行しているそうで当方ビックリしました。身体疾患による症状と精神疾患の症状が判別できない医師によるものだと考えます。

 精神疾患は残念ながら、その原因が不詳で、有効な治療方法があまりありません。つまり***療法では効果がありません。

 有効な定型的療法がないため、逆に熟達した精神科医は人工知能に負けません。

2018年06月24日 [心療内科・精神科]
 仕事上のストレス、職場の対人関係のストレス等で当院を受診される方が少なくありません。

 中にはすでに退職を決意して受診される方もいますし、すでに退職した方もいます。

 死ぬほど辛い状態では無理に働く必要はありません、しかし安易に退職するとその後もっと困ることになります。

 社会保険の方は、病気で働けなくなった時でも1年6か月傷病手当金が受給できます。給与の6割程度支給されます、休職中および退職後も申請できます。しかしながら国民健康保険方は対象外となります。

 傷病手当金申請のためには医師の診断書が必要となり、定期的な通院・治療が条件となります。しかし、社会保険労務士に依頼する必要はありません。

 退職してもすぐに改善しません、会社を辞めれば解決するのであれば精神科医は不必要となります。現実には退職後、就職活動が必要となったり、働けない状況が継続したりして悪化する場合も少なくありません。

 精神疾患はある程度、数か月以上の治療期間が必要となりますので退職前に必ず受診してください。

2018年06月21日 [心療内科・精神科]
 当ブログはocnブログ、gooブログの延長上にありすでに10年以上続いています。

 精神科領域では本当のことが発言できません、それで「精神科 本当の話」というタイトルでブログを始めましたが、やはりそれでも真実は語れませんでした。今で言うサイトの炎上、発言者に対する嫌がらせ・暴力的行為を恐れたからです。僕はサイレントマジョリティーだと思います。

 10年以上経過しても精神疾患に基づく犯罪は何も改善されていません、最近の数週間においても様々な凶悪犯罪が発生しており子供や女性、善意の大人が犠牲となっています。

 僕はそうした犯罪発生の原因が理解できます。それが理解できないのは心理学に基づく司法・行政・警察の限界です。心理学ではなく医学的判断・解釈に変更すべきです。

 司法・行政・警察の大きな改革が必要ですが誰もできません。その一例として児童相談所は努力されていますが、その結果は乏しいものです。心理学に基づいて活動していますからナンセンスな弁解ばかりです。

 心理学を知らない普通の大人の意見の方がむしろ妥当です。

2018年06月07日 [心療内科・精神科]
 当院では大人の患者さんが中心ですが、不登校を主訴に受診される小中高生も少なくありません。

 同伴する親御さんにとっては、元通りきちんと登校できることを期待して受診されていると思います。当院でも再びきちんと登校できることを第一目標としてカウンセラー等も努力しています。順調に改善されれば問題ありませんが、残念ながらそれは少数派です。

 中には受診後さらに悪化して、希死念慮(自殺願望)や自傷行為(リストカットや大量服薬等)が目立つようになり入院治療が必要になる場合もあります。登校するように促すことを登校刺激と言いますが、それが逆効果になることがあります。自宅はやっぱり本人にとって一番の安住の地ですから。

 最悪のケースはうつ病、躁うつ病、統合失調症が発病したりします。こうなると不登校の問題ではなくなり、一生精神疾患を抱えて生きていくことになります。実際当院受診時は不登校のレベルでしたが、本人の希望で転院した患者さんで、入院先のやや偏りのある治療を受け逆に悪化し躁うつ病を発病し、その結果自殺未遂が頻発し精神障害者として入退院を繰り返している患者さんもいます。

 小学校・中学校は全員卒業できますし、高校も進級・卒業できなくても通信制・単位制の高校に転校したり、高卒認定試験を受験して高卒資格を取得することもできます。

 しかし、それでは根本的な解決策にならないと不満を持たれる親御さんもいます。確かにモラトリアムに過ぎず、時間稼ぎの側面もあります。

 大切なことはそのモラトリアムの期間に、将来のビジョンを親子、カウンセラー等と一緒に考えることです。

2018年06月03日 [心療内科・精神科]
 障害者年金、精神障害者年金の判断基準変更が平成29年より実施されています。厚生労働省の方針により厳格化されています。全国で1000名程度年金受給を取り消しされるようです。

 当院では障害者年金受給者が1%程度ですのでほとんど影響ありません。以前より身体疾患に対して精神疾患の判断は甘いという実感はあります。当院では厳正に判断しています、それで障害者年金申請に関連して患者さんとトラブルになることもありました。これが当方にとって一番のストレスとなります。

 安易に障害者年金申請して、患者の囲い込みをしている精神科医療機関もあります。

 働けない、働く場所がない、働く意志がない、働く意欲がない等は鑑別困難であり、その判断は難しい問題です。精神科医だけで判断・決定できません。

2018年05月13日 [心療内科・精神科]
 内科や小児科ではかかりつけの医師・医療機関があるかと思います。患者さんにとっても初めてではないので安心して受診できます。

 精神科・心療内科では治療終結、治癒すると再び受診することに抵抗感があると思います。しかし精神科・心療内科でもそういう関係が構築できれば良いかと思います。すでにカルテがあり、経過もわかりますので治療もスムーズになります。

 当院では久しぶりに受診される、一年以上の間隔があり来院される方が毎日2名位います。

 診察時なつかしい感じになり、僕もほっこりします。すでに過去の経過データがあり治療経過も順調です。

 精神科・心療内科を特別と考えず、普通に受診されてください。実際安定している方は世間話しかしていません。

 精神科・心療内科のかかりつけ医になりたいと思います。

2018年05月10日 [心療内科・精神科]
 最近著名な芸能人の不祥事により、毎日のようにマスコミで「アルコール依存症」が特集されています。一般論はテレビを見て勉強してください。

 当ブログでは別の観点から意見を申し上げあげます。アルコール依存症になるきっかけはありますが、背景には「依存しやすい脳」がありますのでほとんど治療困難です。たびたび言われるのが「適切に飲酒しなさい。」ですが、それができないからアルコール依存症です。2017年12月6日のブログでも書いていますのでご覧ください。

 治療法には薬物療法、精神療法等がありますがあまり効果がありません。精神科病院に入院するような重症例の方はほとんど治癒困難です。結局再発し、一時期禁酒できる程度の効果です。

 ぎりぎりセーフのラインは、その方が休まず仕事をしている、家事や子育てが出来ているなど社会適応が高いことです。その場合は回復できる可能性があります。

 当方も実はアルコールに依存しています。いろいろ努力・工夫しましたが過去2年間禁酒できただけです。

 意外な治療法は、酒税を高くすることです。実際たばこはそれで喫煙率が大幅に減少しました。しかし、アルコールにはリラックスできる、ストレス解消ができる等のメリットも大きく、産業としても巨大で社会的合意が得られません。

2018年04月12日 [心療内科・精神科]
 そろそろゴールデンウイークの予定を考えておられる方も少なくない時期かと思います。長期の休みはストレス解消に良いと考えられています。しかし、うつ病や適応障害で治療しながら仕事されている方にとっては要注意です。

 休んでいる時は良いのですが、連休明けが辛くなる場合があります。連休中、過活動(動き過ぎ)になり、その結果人体バッテリーのエネルギーを使い果たし、バッテリー切れで調子が悪くなり、動けなくなる場合があります。人間もスマホも同じです、診察中たびたび患者さんにそのように説明しています。精神疾患がスマホのバッテリー切れと同じと説明すると納得いただけます。

 若くて、元気で、精神疾患でない方はバッテリー切れを気にしなくて大丈夫です。一晩寝ればバッテリー充電ができます。

 しかし、精神科・心療内科に通院中の方は充電に時間がかかりますので、無理せず一定のペースで活動することが大切です。つまり、長期の休みより定期的に短時間勤務する方が有利です。残業なしで週休3日であればかなりの方(例えば患者、高齢者、軽度の障害者等)が十分働けます。

 このことはゴールデンウイークだけでなく、盆・正月も同様です。日本はすでに祝日が多すぎます、休める人(例えば公務員や大企業勤務の方)と休めない人(例えば医療・介護関係者、外食・物流・販売関係者、自営業の方)の格差が拡大するばかりです。

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