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2017年11月26日 [心療内科・精神科]

入院を断わられる患者

 最近、産科医・小児科医不足で救急の患者が病院より受け入れを断わられ、酷い例では救急車があちこちたらい回しされ、結局母子共に死亡したケースがマスコミに報道されています。

 

 ところが精神科医療においても入院を断わられるケースは珍しくありません。統合失調症、うつ病、認知症などはまずどんなに重症例であっても入院できます。問題は人格障害、摂食障害などです。もちろんそのような疾患が一番対応困難例であることが大きな理由ですが。

 

 実際ある患者さんより聞いた話ですが、自殺未遂で福岡県屈指の総合病院に救急車で搬入され身体的な救急処置が終わった後、当然精神科的治療が必要と思われるケースでもそのまま帰宅させられます。その総合病院は大学病院を上回るほど救急患者を受け入れたり、内科、外科、小児科、産婦人科等で地域住民には絶大な信頼を得ている病院です。ところが精神科だけはあまり頼りにできないと思いました。

 

 当院でもある患者さんを紹介したら、いろいろ理由をつけて断られました。その方は人格障害とかではなく、妊娠中のため薬物療法が実施困難のため紹介したわけで、産婦人科と精神科との共同治療を期待していたのですがあっさり断られました。別のうつ病患者で自殺未遂で搬入された方がそのまま帰宅させられ、数日後結局行方不明となってしまったケースも知っています。

 

 民間病院ですからあまり無理な要求ができないのは理解できますが、もう少し努力してほしいと思います。病院ですから診療所とは全く異なる設備と人材を持っているわけですから。

 

 その中で久留米市内にあるN病院は人格障害系の患者さんも積極的に受け入れており、期待しています。入院治療の必要性に乏しい軽症のうつ病患者を、ストレスケアとの名目で集中的に入院させている病院とは大違いです。

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