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2017年11月25日 [心療内科・精神科]

薬の副作用

 最近タミフルの副作用で精神異常を引き起こし、転落事故などが実は頻発しているのではないかとマスコミでも大騒ぎになっていますが、精神薬の副作用について述べます。

 

 タミフルの場合、薬の副作用なのかインフルエンザの症状そのものなのか判定困難な場合が多いかと思いますので、未だに発売中止等の厳しい使用制限はされていませんが精神薬も似たような所があります。「精神薬は恐い、依存性が心配。」等の理由で服薬を拒否される方も少なくありません。最近は患者さんも勉強されていますので、薬の本やインターネットで知識を持っていますが実際、現実的な情報はやはり医師・薬剤師からの情報となると思います。薬の本にはそれぞれの薬に関する副作用が数十個記述されています、訴訟社会ですから製薬会社も自己防衛的に副作用の記述をどんどん増やしていると思います。それをまともに受け取ったら服薬できる薬はありません。漢方薬、ビタミン剤等安全なイメージで使用されている薬も、副作用のない薬はないということです。だから患者さんも副作用がある程度の確率で出現する(交通事故や飛行機事故などのように)と考え、想定の範囲内にする必要があると思います。最近テレビでタミフル不要論ともとれる発言をしている医者を見ましたが、番組で「自分は間違った事がない。」とも言っており、やや性格的に偏りがあり、やはり普通の人ではないという印象を持ちました。もちろん薬は必要最小限とすべきと思います。

 

 精神薬の副作用についてですが、経験的に考えると睡眠薬、精神安定剤は眠気以外はほとんど副作用もなく安心して服薬できると思います。依存性についてもほとんどの患者さんは依存とは逆に、服薬しないですむことを希望されます。内科の先生が処方される薬よりも安全で、他の薬との相互作用もほとんど問題になりません。ただし、うつ病の薬や統合失調症の薬は副作用がある程度の頻度で認められます。それでも薬の効果が副作用によるデメリットを上回る場合が多くその時は服薬継続します。

 

 入院患者さんは別として、外来の患者さんは薬を服薬するかどうかは最終的には自己決定となりますので、当院では無理に処方しないことを原則にしています。医者が処方しても実は服薬していないケースが多々ありますのでそうしています。もちろん薬のメリット、デメリットを十分説明しています。

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