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希みが丘クリニック
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2018年02月15日 [心療内科・精神科]

発達障害の精神科医

 当院では10歳以上対象の発達障害外来があります。WISC-Wなどの知能テストを実施していますが、中には高い知能を持った方もおられます。臨床的には明らかに発達障害でありながら、高い知能を持った方の職業は何が良いか考えました。

 当方も過去を振り返ると、同僚に発達障害の方も少なくなく、精神科医という職業が思いつきました。そうした方たちも精神科ならば結構きちんと医師として働いていました。ブツブツ独語が目立つ先生、話が冗長で結局何が言いたいのか不明の先生、極度の緊張でブルブル震えながら治療している先生、いつもラジカセを背負って移動している先生、コーラばっかり飲んでいる先生、仕事はしないでいつも小説を読んでいる先生、カンファレンスの時いつも寝ている先生、自分はさぼり放題ですが他の医師に対しては厳しく批判する先生等いろいろな方がいました。

 発達障害の人は自分のことはわからないのですが、他人のことは良くわかります、それで患者さん診察は可能です。人間関係のセンスのなさを知識で補うため、むしろ精神医学知識は豊富な先生も少なくありません。

 しかし、発達障害でも攻撃性、被害感情、傷つき易さが目立つ方は精神科医ですら勤まらず、病院を転々とする人もいました。自分は傷つき易い反面、他者を平気で攻撃します、普通ならば言わないことも平気で言います。僕も誹謗中傷されたり、「勉強不足」と言われたことがあります。


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