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2018年01月17日 [心療内科・精神科]

不眠は万病のもと

 精神疾患にならないために一番大切なことは、十分睡眠をとることです。当方はいつも患者さんに「不眠は万病のもと」と説明しています。

 荒尾保養院勤務時代はすべての入院患者さんのカンファレンスを実施していました。うつ病、躁うつ病、統合失調症、認知症等ほとんどの精神疾患の最初の症状として不眠が出現します。当院でも約半数を占める適応障害も不眠から始まることが多いです。

 もし、その不眠症の段階で治療できれば精神疾患の発病はかなり防げると考えます。単なる不眠症、睡眠障害の方はほとんどいません。当院受診時はすでに何らかの精神疾患を発病しています。

 それほど重要な不眠治療ですが、マスコミ等では睡眠剤批判の繰り返しです。依存性、意識障害、健忘等を徹底的に批判します。中には認知症になると脅かしている場合もあります。

 睡眠剤は医師の指示通り服薬すれば、ほとんど副作用は出ません。もちろん、対症療法であり不眠症が根治するわけではありません。患者さんの中には「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で服薬して眠れるようになりながら、睡眠剤に依存してしまったと不満に思うケースがあります。対症療法であることを理解していないわけです。高血圧、糖尿病、高脂血症の薬も対症療法です。

 「睡眠剤のリスク」と「不眠のリスク」を比較してください、睡眠剤の使用はとても有効です。

 枕や布団を工夫しても、ある程度以上の不眠症では眠れません。
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